在宅ワークにはメリットも多いですが、自宅ならではの働きにくさに悩む声も少なくありません。オフィスでは意識しなかった問題が起こり、仕事の効率や集中力に影響するケースもあります。
株式会社家がほしい(本社:広島県広島市、代表取締役:佐々木 功)が運営する家が欲しい.comは、在宅ワークをしている499人を対象に「在宅ワーク環境の困りごと」についてアンケート調査を実施しました。
アンケート概要
| 調査対象 | 在宅ワークをしている人 |
|---|---|
| 調査期間 | 2026年7月2日~10日 |
| 調査機関 | 自社調査 |
| 調査方法 | インターネットアンケート |
| 有効回答数 | 女性368人/男性131人、計499人 |
| 回答者の年代 | 20代 14.4%/30代 36.5%/40代 29.7%/50代以上 19.4% |
本調査の結果・画像は、記事やメディアでご紹介いただけます。引用・転載の際は、出典元として「株式会社家がほしい」の公式サイトURL( https://iegahoshii.com/ )へのリンク掲載をお願いいたします。
在宅ワーク環境に不満がある人は47.7%

在宅ワークをしている499人に「在宅ワーク環境に不満がありますか」と聞いたところ、「とても不満(7.8%)」「やや不満(39.9%)」が合わせて47.7%でした。
一方「とても満足(4.4%)」「まあ満足(47.9%)」は合わせて52.3%となっています。
在宅ワーク環境に不満をもっている人と満足している人が、ほぼ半々という結果でした。
在宅ワーク環境での困りごと1位は「音が気になる」

在宅ワーク環境の困りごとの第1位は「音が気になる(34.3%)」でした。2位「家族の存在が気になる(12.2%)」、3位「机と椅子が使いにくい(10.4%)」が続きます。
周囲の音や家族の存在など、自分ではコントロールできないことが、大きな悩みの種になっています。一方で「机や椅子」「作業スペース」「インターネット環境」などの設備面についての困りごとも多く挙げられました。
そもそも仕事用ではない場所を仕事に使う際には、さまざまな悩みが生まれることがわかります。
1位|音が気になる
音によって集中力が途切れてしまう人が多いようです。またアンケートでは「WEB会議中に、相手に生活音が聞こえることが気になる」という声もありました。
外から聞こえる音も家の中で発生する音も、困りごととして挙げられています。
外から聞こえるのは「車の走行音」「工事現場の音」「隣人のおしゃべり」など。また家の中で発生する音としては「家族の話し声や生活音」「ペットの鳴き声」などが挙がりました。
- 夫の生活音がうるさい(50代以上 女性)
- 作業部屋に面した敷地が近隣農家の交通路として使用されるようになり、早朝から夕方にかけてトラクターや配送業者などの大型車の交通量が激増し、騒音も増したことに悩まされている(40代 女性)
- 飼っているオカメインコがうるさすぎて、作業に集中できません(30代 男性)
2位|家族の存在が気になる
在宅ワーク中に家族が近くにいると、ふとしたときに話しかけられることがあったり、家族の動きが気になったりすることがあります。個室があっても、勝手に入ってこられてしまうことも。
話しかけられたり動きが気になったりすると、集中力が途切れてしまいかねません。高齢の親や子どもから話しかけられて困るという声も寄せられました。
在宅ワークは「介護や育児と両立しやすい」と言われることもありますが、実際には「介護や育児が、仕事の時間に侵入してくる」と悩む人もいます。
- 家族との物理的な近さがストレスで、思うように仕事が捗らない。心理的にも、リモート会議の会話内容などが聞かれないか気になる(30代 男性)
- 実家暮らしで個室はあるものの、とくに週末は家族がリラックスモードなため、集中しているときに勝手に部屋に入ってきて、話しかけられてしまう。また掃除機などの音で集中力が妨げられてしまう(30代 女性)
- 個室はあるが、高齢の母がいるため、呼び出されること(50代以上 女性)
3位|机と椅子が使いにくい
在宅ワークはデスクワークであることが多く、机や椅子の快適性が、仕事のしやすさや身体のしんどさに影響します。実際「椅子が硬くて腰痛になった」「自宅の家具では、会社ほど快適に作業できない」といった声が寄せられています。
「子ども用の学習机や椅子」「リビングやダイニングのテーブルと椅子」などは、大人向けや仕事向けではありません。そのため短時間であれば我慢できても、毎日のように在宅勤務が続くことで、不便さやしんどさを感じやすくなると考えられます。
- 自分の部屋で集中してできるが、椅子が少し硬くて腰がすぐに痛くなってしまう。連日在宅ワークだと腰痛がどんどんひどくなり、結果的に集中できなくなる(20代 男性)
- 会社のデスクより、長時間の作業がしにくい(30代 女性)
- 子どものお下がりの机と椅子を使っており、とくに椅子が合わない(50代以上 男性)
4位|専用スペースがなく集中できない
自宅に仕事用のスペースがない場合には、リビングなど仕切られていない場所で作業することになります。すると家族の存在を感じやすかったり、周囲にあるものが目に入りやすくなったりして、集中しにくくなることも。
生活スペースと仕事スペースがはっきり区別できないので、仕事を始めても「仕事モード」に入りにくいことも懸念されます。
- 自室のデスクで作業しているが、仕切られていないので集中しにくい(20代 女性)
- 個室ではないので、仕事に集中できない(40代 男性)
- こもって作業するスペースがないのでリビングで行っているが、集中できる環境ではない(40代 女性)
5位|インターネット環境が悪い
在宅ワークでは、「チャット」「オンライン会議」「資料や納品物をクラウド上に保存する」など、多くの業務がネット環境を前提としています。
そのため、「Wi-Fiが弱い」などインターネット環境が悪いと、仕事の効率が落ちてしまいます。
- 自宅のインターネット環境では、時々ラグが発生する(20代 男性)
- 個室はあるが、電波が不安定になり映像や音声に不備が生じやすい(30代 女性)
- 在宅ワークに最適な部屋がWi-Fiルーターのある部屋から遠いので、Wi-Fiが弱くてWEB会議が途切れることがある(50代以上 男性)
6位|WEB会議で家の中が映る
カメラをつけた状態のオンライン会議だと、生活感のある自宅の様子が相手に見えてしまうことを気にする人もいました。
オンライン会議のシステムには背景をぼかせるものもありますが、「ぼかしても生活感が伝わる」と苦慮している人もいます。
- WEB会議にて背景をぼかしても、生活感のありそうな部屋だとわかってしまうこと。ノートパソコンではなくデスクトップなので、模様替えをするのも難しい(20代 女性)
- WEB会議で生活感が見えてしまうこと。ぼかしたり、景色を変えたりしても限界がある(40代 男性)
- 顔出しのウェブ会議で古い家と古い家具が丸見えになってしまうので恥ずかしい(50代以上 女性)
7位|生活感のせいで気が散る
生活感のある空間だと、仕事とは関係のない日用品や家電、本などが目に入ります。すると情報が多いので気が散って、集中力を保ちにくくなってしまいます。
とくに室内がごちゃごちゃしていると、「片付けないと」という気持ちになって、作業の手が止まってしまうことも。
仕事に必要なものだけがある職場と違い、生活の場である自宅では「仕事には余計なもの」が多くて、困っている人も多いとわかりました。
- 在宅ワークをする際の机が家族の私物で半分埋まっており、ごちゃごちゃと散乱しているものが目に入るため、集中できない(30代 女性)
- 生活感ある部屋で仕事をするため、気が散って集中できない(50代以上 女性)
8位|オンオフの切り替えが難しい
在宅ワークでは生活の場と仕事の場が同じになってしまうので、「仕事を始める」「仕事を終える」という区切りが曖昧になりやすいです。職場では周囲も働いているため自然と仕事モードになりますが、自宅では仕事の時間なのに集中しにくいこともあります。
また終業についても、職場を出ればある程度気分は切り替わるものですが、自宅だと「仕事が終わっても、つい仕事のことを考えたり実際に作業したりしてしまう」ということも。
在宅ワークでは、自分自身で仕事とプライベートの境界線を作る必要がありますが、自宅の環境上難しいケースも多いとわかりました。
- 自宅だと職場と違って緊張感に欠けるので、気が抜けて集中力も欠けてしまうのが困りごとです(40代 男性)
- 作業スペースが生活空間と同じ場所にあるため、気持ちの切り替えがしづらいことが悩みです(50代以上 女性)
9位|スペースが狭く作業しにくい
作業スペースが狭いと、仕事の効率にも大きく影響します。資料やノートを広げられない状態だと、作業効率が落ちてしまう可能性があるからです。
また大きなモニターや複数枚のモニターを使って仕事をしたい場合でも、スペースが足りなければ断念することになりますね。
- 作業スペースが狭いことが物理的なストレスになっている。机の上がすぐ散らかってしまい、必要な資料やノートPCを広げる余裕がなくて、作業効率が落ちると感じる(40代 男性)
- 夫婦が同日に在宅ワークになると、スペースが足りない(50代以上 女性)
- シェアハウスに住んでいて、個室が狭く作業スペースが十分に確保できない(20代 女性)
10位|作業時間が限られる
在宅ワークは時間を自由に使えるイメージがありますが、実際には家族との兼ね合いで「働ける時間」が制限される人も少なくありません。
家族の不在中しか仕事できない理由としては、「話しかけられる」「生活音が気になる」「共有スペースを自分一人で使えない」などがあります。
アンケートでは「確保できる時間が少ないため、在宅ワークで行う仕事量を増やせない」という悩みも寄せられました。
- 子どもたちがいない平日の昼間しか活動できないこと(20代 男性)
- 個人のデスクトップがないので、使いたいときに使えないことがある(40代 女性)
- 普段はリビングのダイニングテーブルにパソコンを置いて作業しています。平日日中は家族がいないので作業可能ですが、休日や家族が在宅時は仕事ができません(50代以上 女性)
困りごと解消のために検討していること1位は「専用スペースの確保」

「在宅ワーク環境の困りごと解消のために検討していること」を聞いたところ、1位は「専用スペースの確保(13.8%)」でした。2位「自宅以外での作業(10.4%)」、3位「家具の購入(8.8%)」、4位「作業時間の変更(7.8%)」が続きます。
「専用スペースの確保」「家具の購入」などで自宅の環境を整えようとする人もいる一方、「自宅以外での作業」「引っ越し」など現在の自宅以外で仕事することを検討している人もいます。
一方「現状のまま続けるしかない」と答えた人も22.8%いて、有効な対策や解消法が見つからなくて困っている人も多いことがわかりました。
1位|専用スペースの確保
専用スペースの確保ができれば、在宅ワークのさまざまな悩みを一気に解消・改善できます。
スペースを確保する方法としては「和室を活用」「階段下をリフォーム」「パーティションで空間を区切る」などが寄せられました。
- リビング脇の和室をワークスペースにしようかと模索中。ただし今は子ども部屋となっているため、なかなか難しくはある(30代 女性)
- 社員のほとんどがテレワークになったのをきっかけに、自宅の階段下をリフォームしてテレワーク専用の場所を作りました。会社から補助金が出たので、思ったよりも良い環境ができました(40代 男性)
- パソコン用のデスクやパーティションを設置して、仕事用のスペースをできるだけ区切ることを考えています。大きなリフォームは難しいため、今ある部屋を工夫して使う予定です(50代以上 男性)
2位|自宅以外での作業
具体的には「カフェ」「コワーキングスペース」「レンタルオフィス」「図書館」などを検討したり、実際に利用したりしている人が目立ちました。
また「家族が在宅のときは」「WEB会議のときは」など、作業内容やシーンに合わせて自宅外での作業を活用しようとしている人もいました。
カフェやコワーキングスペースの利用には費用がかかりますが、必要に応じて利用することで、コストを抑えやすくなると期待できます。
- 家族がいるときはカフェなどで作業する(30代 女性)
- 家での解決は諦めて、WEB会議は近所のオフィスなどを利用する。本業・副業関わらず、WEB会議のデフォルトになっている(40代 男性)
- 近くにあるワークスペースへ移動する。会員になりました(50代以上 女性)
3位|家具の購入
仕事用の家具を見直すと、「机や椅子が合わなくてしんどい」という悩みを解決できます。具体的には「大きめの机」「疲れにくい椅子」「スタンディングデスク」などを検討している人がいました。
ただ高性能なオフィスチェアや机は価格が高く、回答にも「費用面で悩んでいる」という声があります。家具を置くスペースも必要になるため、住宅事情によっては導入しにくいケースもあると考えられます。
- 作業しやすい大きめのデスクと快適なイスの購入(40代 男性)
- 長時間座っても疲れない椅子の購入を検討したいが、費用面で悩んでいます(50代以上 男性)
- スタンディングデスクを注文したので、届くのを待っています(30代 女性)
4位|作業時間の変更
現実問題として家族が在宅していると仕事できない場合には、家族がいない時間帯や寝ている時間帯に仕事をするしかありません。
しかし家族の生活リズムに左右されてしまうため、不安定な面もあります。また深夜や早朝の作業が続けば、睡眠不足や生活リズムの乱れにつながりかねません。
時間を確保しながらも無理なく続けられるスケジュールを組むことがポイントです。
- 在宅ワークは家族がいない時間に行う(20代 女性)
- 子どもがいない時間にする。でも現実は本業もあるので、なかなか実現しない(30代 女性)
- 家族が寝ている深夜や早朝に作業を行うためのスケジュール管理(40代 男性)
5位|イヤホンの使用
ノイズキャンセリングイヤホンなど、雑音を軽減してくれるイヤホンもあります。高性能なイヤホンやヘッドホンには高価な商品もありますが、家のリフォームや大型家具の購入に比べれば、安価に導入可能です。
生活音や外の騒音を軽減できると、集中力を維持しやすくなります。実際に導入して、効果を感じている人もいました。
- 音を気にしないようにするため、イヤホンをするようになりました(50代以上 女性)
- ノイズキャンセリングイヤホンを導入しました。すべての音を完全に遮断してくれるわけではありませんが、してないときに比べると段違いなので重宝しています(40代 女性)
6位|在宅ワークに適した家への引っ越し
現在の自宅が在宅ワークに適していないため、引っ越しを検討している人もいました。
ただ引っ越しにはまとまった費用がかかるので、「収入が増えてから」「お金を貯めてから」という声も。大がかりな対策であるため、すぐに実現できる人は限られます。
- 約1年後に引っ越す予定のため、引っ越しの際に在宅ワーク環境を整えるお金を使おうと、我慢している(30代 女性)
- 家を建てようと思っているので、新しい家でワークスペースを確保する(20代 女性)
- 今後収入が増えたら、部屋を増やすために引っ越しも検討しています(40代 女性)
7位|室内の片付け
具体的には、「デスク周りを整理する」「WEBカメラに映る範囲だけでも片付ける」といった工夫が挙がりました。
視界に余計なものが少なくなることで集中しやすくなりますし、スペースも広く使いやすくなります。WEB会議時の心配も減らせますね。
- 集中しやすいようにデスク周りを整理(20代 女性)
- WEBカメラに映る範囲だけでも、なるべく片付けておくようにしています(30代 男性)
- 個室を準備したいところだが難しいので、今のまま片付けるしかないと思っている(40代 男性)
本調査の結果・画像は、記事やメディアでご紹介いただけます。引用・転載の際は、出典元として「株式会社家がほしい」の公式サイトURL( https://iegahoshii.com/ )へのリンク掲載をお願いいたします。
調査実施:家が欲しい.comについて
「家が欲しい.com」は、再建築不可・老朽家屋・空き家・共有名義・相続未了など、一般的な不動産会社では取り扱いが難しい「訳あり不動産」の売却・買取を支援するサービスです。弁護士・司法書士・建築士・解体業者などの専門家と連携し、権利関係の整理から解体、売却・買取までワンストップでサポート。広島・福岡を中心に全国から相談を受け付けています。
| 社名 | 株式会社家がほしい |
|---|---|
| 所在地 | 〒730-0855 広島市中区小網町7-8-2-101 |
| 代表者 | 代表 佐々木 功 |
| 資本金 | 300万円 |
| 事業内容 | 訳あり不動産の直接買取・再生、不動産に関するご相談対応 |
| URL | https://iegahoshii.co.jp/ |
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